桃の節句 -宮城県塩釜ー
宮城県塩釜「塩釜deひなめぐり」
塩釜の海商である亀井邸がメイン会場となるひなめぐり
まだ冬の塩釜には梅が少し、玄関には桃の花が咲いていました。
中から歓声があがっているのが、ここまで聞こえました。
古布を使い手作りの雛飾りが並べられてあります。
うさぎ・鶴・鯛、どれも優しい色合いに包まれてとても
楽しくなります。
今年のひなめぐりのパンフレットに登場していたお二人です。
2月26日から3月3日までの長い期間ご苦労さまです。
塩釜は吊るし雛の風習はないそうです。でも海の街塩釜らしいのは
タコ・エビなど海の生き物が吊るし雛の中に紛れています。
2階には明治時代のお雛様が並べられ、毛氈に座り抹茶をいただく
ことができます。
床の間には一関恵美さんの墨画が飾られていました。旦那さんが
募金をして「亀井邸のひなまつり」と題したハガキをいただいて
いました。
元は旅館のえびす屋は現在caféになっています。
梁が立派な作りの旅館、6年前の震災では1階の半分ほどが
海水に浸かったのだそうです。
仙台箪笥とのコラボのお雛様こちらも江戸時代の物だそうです。
ターコイズブルーを纏うQuintet、幼くて可愛らしい顔つきをして
います。
お醤油さんでは玉こんにゃくを、酒屋さんでは甘酒をいただいて
そしてここ矢部園お茶屋さんですが、抹茶と酒饅頭のおもてなしを
していただきました。嬉しいことに無料です。
手前の太田興八郎商店は味噌醤油の醸造元、奥は丹六園くるみ入り
「志おがま」で有名なお店です。
太田興八郎商店の享保のお雛様は大変に品のある物でした。
今年は先月にも茨城県真壁の雛祭りにも行きました。つくば山の
麓の石の町のお雛様も、江戸や大正明治ととても華やかでした。
来年はどこにいきましょうか?