銀山温泉
江戸時代末期から昭和初期まで銀山で栄えた場所、銀山川沿いに風情
ある温泉宿が軒を並べています。
宿泊した「古山閣」は築90年の木造4階の建の宿、鏝絵(こてえ)が
施されたことで有名で、部屋で街並みを眺めていると観光客は古山閣を
見上げてカメラを構えます。
鏝絵とガス灯、銀山温泉は正真正銘のガス灯です。このガス灯が
灯るのを見るために、ここ銀山温泉に来ました。
「おしん」を始めテレビドラマや映画のロケ地などになっています。
大正時代の洪水でほとんどの温泉宿が流されるという災害にあって、
現在のレトロなノスタルジックな街並みは復興の証です。
銀山温泉はわずかに200mほどの奥行しかありません。自家用車の
乗り入れは温泉街手前の駐車場まで、宅配などの作業用トラックは最
初の白銀橋まで、後は手押しのカートに荷物を載せて配達をして歩い
ています。
奥には白銀公園という散策コースがあり、温泉街を見下ろすように
山を歩く事が出来ます。
熊に注意の看板が、いますよ熊🐻私達は証拠を見ています。
午後1時頃ですが、ひんやりとした空気に晩秋を感じました。
ガス灯が灯るのは5時頃です。
旅館の部屋の目の前にガス灯が、もうすぐ・・・「ぼっ」と音がして
最初は小さく、そしてしっかりと温かみのある光で灯りました。これ
これを見たくて来ました。その瞬間旦那さんは?トイレでした。
そして夜の散策へ、浴衣の上には旅館で用意されているベンチコートを
着込んで歩きます。そうしないと川沿いの冷たい風に息は真っ白なので
すぐに身体が冷えてしまいます。
温泉はかすかに硫黄の香りのする透明なお湯、檜の露天風呂に明るい
時間から浸かる贅沢な時間を過ごしました。